グアムシューティングアカデミーのオリジナルステージ第2弾。
『グットゥゴー(Good to Go)』と言います。
スティールチャレンジのステージ、『ファイブトゥゴー(Five to Go)』を優しくしたステージです。
オリジナルのそれは、4枚の直径10インチ(25センチ)のターゲットと1枚の直径12インチ(30センチ)のストップターゲットからなります。
以前、「フリンチを克服する唯一の方法」というブログで紹介したステージです。
今日は、数年振りにお目にかかる常連さんと一緒に練習しました。
とても仲が良いご兄弟で、歳は僕より少し上ですが、弟さんはシューターで、お兄さんは実弾射撃が好きな方です。
お二人ともCQBグアムの頃からアテンドさせていただいていて、弟さんはマイガンをグアムに預けているほど本格的な実銃シューターです。
今日のツアーは3人で貸切にして、『5 to Go』を撃つことに。
お兄さんは実銃を撃つのが好きなので、弾がどこへ飛んでいったのかはそれほど気にしていませんでした。
これまではそれでも構わなかったのでしょう。
しかし、せっかくアカデミーを受講していただくのですから、やはり上手くなって欲しい。少しずつでも毎回「上手くなった」を感じて日本に帰国して欲しい。
これは僕のエゴなのですが、そんなTakaさんのワガママを、参加者は半ば強制的に受け止めざるを得ないのがアカデミーのツアーです。
寛容な参加者の皆さんに助けていただきながら、一発でも多く、少しでも速く、安全に的に命中させることを目指して、一緒に練習させていただいています(いつもどうもありがとうございます)。
とはいえ、『ファイブトゥゴー』は難し過ぎました。
お兄さんにも気持ちを前に向けながら挑んでいただきたい。僕は弟さんに相談しました。
「10インチの的を、全部12インチにしても良いですか?」
それは良いアイデアだとご快諾。久しぶりのスティールチャレンジのステージだというのに、流石、気にもとめません。寛大です。
何かステージの名前を考えようと、最初『Go Go Go』と名付けました。なんとなく速く撃てそうではありませんか?!
一日かけて、『Go Go Go』を練習しました。
18ヤード先のターゲットは、10インチから12インチに大きくしたくらいでは、そう簡単に中るものではありませんでした。
走り抜けるように撃ちまくりました。
お兄さんも一所懸命200発を撃ちました。
寛大な弟さんのお兄さんです。僕のスパルタにも仏のように寛容です。汗をタオルで拭きながら、あらん限りの力を振り絞り、へとへとになるまで撃ちました。
明日の準備をして眠りにつく際、今日のツアーを思い出していました。
せっかくステージをやさしくしたのに、『Go Go Go』という名前は全然やさしくないではないか。「(的を)大きくしたからもっと中てられるダロ?」というTakaさんの乱暴さがステージの名前に顕れているではないか。
今日のステージの名前を改めることにしました。
『グットゥゴー(Good to Go)』
「予定通り」、「大丈夫」、「オッケー」といった意味です。
明日も一緒に撃ちます。
どんなステージにしようかな。