射撃手が標的を「狙い定めている時」です。
ですので、「撃つ時以外」とは、射撃手が標的を狙い定めている時「以外」をすべて指します。
「狙い定めている時」とは、射撃手が、いつ、どこで、どこから、どこへ、どのタイミングで、何(どんな弾)を、何(どんな仕様の銃)で、どれくらい(何発)撃つのかによって変わります。
標的へ向けられる射撃手の意思の方向や範囲、その強弱によって、狙い定めている時の長さや強さが変わります。
射撃手の狙い定めている意思の方向が限定されればされるほど、意思の強さが強ければ強いほど、射撃手が操作している銃の脅威はプログレッシブ(二次曲線的)に増します。
射撃手はそれを自覚するとともに、銃を的確に操作し、標的に命中させます。
標的に対する脅威が最大になるのは、射撃手が引き金を引いた時です。
脅威の範囲も基本的には弾の直径(銃の口径の分)しかありませんので、それ以外は安全です。
銃の脅威をコントロールできるのは、その銃を操作している射撃手のみです。
銃を持っただけの時と、標的を狙い定めている時では、銃の脅威は相応に調節した方が安全度が高まります。射撃手の操作次第では、銃の脅威を不要に大きくしてしまいます。
銃の脅威を無駄に大きくすることなく、撃つ(標的を狙い定めている)時以外は、いや、撃つ(弾を発射する)直前まで、可能な限り銃の脅威は最小限にとどめておきたいものです。
Always treat your firearm as loaded.
銃は引き金を引かない限り弾は発射されませんが、引き金を「引けなくする」装置(マニュアルセイフティー)が付いている銃は、必ずそれを利用しましょう。
いつ利用するか?
いつもです。
撃つ(標的を狙い定めている)時以外、いつもです。
撃つ時にはオフにしないと撃てませんので、皆さん必ずセイフティーを操作しますが、撃つ時以外は常にオンにするクセをつけておくと、不要に銃の脅威を上げずに済みます。
射撃手が(撃つことを)意識していない時に銃の引き金が引ける状態って、やっぱり危ないじゃないですか。
なので、セイフティーは「常にオン」が標準で操作できるようになっておくと、自ずと危険度が下がり安全度が上がります。
撃つ時以外は銃口は安全な方向へ。
撃つ時以外は引き金に指をかけない。
撃つ時以外は常にセイフティーオン。
この3点を守っていただければ、アカデミーではかなりいろいろヤラカセ、イヤ、遊べますよ。