リローディング入門(プライマーを仕込む)

実弾射撃を始めて、
あっという間にひと月が過ぎました。
WCSCに出場するために、
最初の一週間で3000発くらい撃ちましたが、
その後も定期的に練習しながら、
さらに3000発近く撃ちました。
弾はすべて9mm。
他は練習では撃っていません。
実弾射撃は弾代がかかります。
撃てば撃つほどお金がかかるところは、
インクジェットプリンタに良く似ています。
毎回
既成の弾を買っていては、
どうしてもお金がかさむので、
弾は自分で作ります。
とはいえ、
自分で弾を作るといっても、
初期費用はそれなりにかかります。
ざっと思いつくだけでも、
リローディングマシン
空薬莢をクリーニングする機械やクリーナー(薬品など)
空薬莢がスムースにリロードされるためのオイル
スペアパーツ
といった物が
最低でも必要です。
さらに、
リローディングの作業をする場所や、
機械が正しく動くようにするための調整、
いつも正しく作動させるための知識も必要です。
僕は超ラッキーなので、
これらすべてを実弾射撃の大先輩方が
長年かけて構築してきてくれたおかげで、
まるで自分の物のように使わせてもらっています。
使い方は市郎さんから教えてもらい、
作業中のポイントはタケちゃんから教えてもらい、
パーツのことは矢田君から教えてもらい、
何かあれば誰彼か教えてくれます。
(本当にどうもありがとうございます)
これらの準備が整って初めて、
プライマー
ケース(薬莢)
火薬
ブレット
の4つから、
弾(=実包=実弾)を
完成させることができるのですね。
自分の作った弾が
狙ったところに飛んでいくわけですが、
その弾がどういうパーツで構成されていて、
どのようにして作られているかを、
リロードを通して自分でやることで、
ファイアリングピンがプライマーを叩いて
火薬が爆発し、
ブレットが飛んでいくところ
ひとコマひとコマを、
やたらとリアルにイメージしやすくなります。
不思議なもので、
自分で弾を作ると、
撃つ前から撃っているところを
より深くイメージできるようになるし、
自分の作った弾が撃ち出されるのだと思うと、
すでに弾を作るところから、
気持ちの込め方が違ってきます。
な〜んて、まぁ
僕の勝手な思い込みなんですケドね。
さて、、、
ケースは再利用します。
数えたことはありませんが、
市郎さんの家には、10万発くらいは
常に空薬莢があるのではないかと思います。
なので、僕は
プライマー
火薬
ブレット
の3つがあれば、
弾を作ることができます。
せっかくですので、
リローディングするところを紹介しますね。
今回は、まず、
プライマーを中空のロッド(棒)に
入れていくところから。
これが何にどのように使われるかは、
またあらためて紹介します。
今日は、
『WOLF』というブランド(メイカー?)の
プライマーを使います。


他にも、
『Federal』とか『Winchester』といった
メイカーのプライマーが有名です。
このWOLFのプライマーなんですけど、
見ての通り、プライマーの内側が上を向いて
箱に収められています。

これってとっても助かるんです。
Winchesterのプライマーなどは、
プライマーの外側が上を向いているので、
ロッドに入れるようにするために、
2回お皿の上にひっくり返さないといけないのですが、
WOLFのプライマーだと1回で済むのです。

さらに、箱からダイレクトにお皿に移せるので、
ご覧の通り、きれいに並べられた状態で返せるのです。
ロッドの先の部分で、
プライマーをひとつひとつ拾っていきます。

ここできちんと拾っていかないと、
逆さプライマーの弾ができてしまいます。

一箱に100個のプライマーが入っています。

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