SIG SAUER P226のでコッキングについて

YouTubeのショート動画にコメントをいただきました。

ライフルにはセイフティーがあるのに、ハンドガンにはデコッキングで対応する意味とは?

トリガープルの重さとトリガーストロークの違い、さらに脅威としての大きさ(強さ)の違いではないでしょうか。

数百メートル先の対象に命中させるためには、それに応じたトリガープル(の軽さ)とトリガーストローク(の短さ)が求められます。

数百メートル先の対象に命中させるだけの威力のある弾を撃ち出すライフルを安全に取り扱う上で、そんな軽さと短さを意図的に(完全に)作動させなくするためには、マニュアルセイフティーが最適です。

デコッキングは、コックしたリボルバーのハンマーを、ハンマーを指で押さえながらトリガーを引いて(ハンマーを)ゆっくり戻すのと同じです。

それを右手の親指だけで可能にしたのがデコッキングです。

ダブルアクションなら、使う人の意思でしか弾が発射されるまでトリガーが引き切られることはない、という考え方なのでしょう。

あと、引き金を弾きさえすれば撃てるというシンプルさは、撃った弾が狙ったところに命中するかどうかは別にして、使う側としては撃ちやすいはずです。

銃を撃つと決めてから弾を発射させるまでに時間があれば、ハンマーをコックしてシングルアクションで撃つという選択肢もあります。

個人的にはマニュアルセイフティーはダブルアクションのハンドガンにもあった方が良いと考えています。

その分、マニュアルセイフティーを使いこなすための動作がひとつ増えますので、イザという時に解除できず、撃ちたい時に撃てなかったという、使う側のリスクは増えます。

マニュアルセイフティー自体も、何らかの理由で勝手に解除されてしまう場合もあることでしょう。

セイフティーって、諸刃の剣ですよね。

使用する銃について(グアムシューティングアカデミー)

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