ダブルアルファアカデミーのPDR-PROホルスター

「ホルスターを換えたら、もっと速く撃てるようになるだろうか?」
そんな浅知恵でもって、
ホルスターを注文してみました。


ダブルアルファアカデミーの、
「PDR-PRO」というホルスターです。

ベルトから離れたところで、
ホルスターの高さや向き、角度を調整できるようになっています。

「これで1秒ドロウはもらったようなもんだな」

浅知恵でした。
結論から書くと、
このなんとかっていうホルスター、
全然(僕には)ダメでした。
1.8秒くらいで
ゆっくりと抜いても良いのであれば、
時に問題ありません。
っていうか、その欠陥に
気がつかないかもしれません。
パッとつかんで
サッと抜いて
チャと撃つとなると、
このデザインには致命的な欠陥があることに、
シューティングを始めて間もない僕でも
すぐに気がつきました。
親指が、
ホルスターの一部に
当たってしまうのです。
となると、もう
ホルスターを気にしながらしか
銃を抜けません。
かたわらで見てくださっていた市郎さんが、
「疲れてるの?」と、声をかけたくなるくらい
まったく覇気のないドロウになってしまいます。
ホルスタに合わせて、
遠慮しながら抜いているからです。
「これじゃ〜使い物にならんのぉ」
「そうですねぇ」
「つい先日、ワシのへミスを見て
『良くできている良くできている。本当に良くできている。
銃をつかむ位置や角度、向き、どれもこれも本当に良くできている〜!』
って、言ってたのにのぉ。ネットで写真を見た時に気がつかなかったの?」
「まったく気がつきませんでした」
「(笑)」
「授業料、ですねぇ。
これで、僕以外の人が
もしもこれを選ぼうとした時には、
自信を持って止めることができます」
「そうだのぉ」
アメリカでは返品が普通ですが、僕は
自分で「買った責任」ということを思うと、
よっぽどでない限り返品はしません。
「で、どうする?」
「は〜ぃ、、、」
「切るか?」
「はい!」
親指が当たる部分を切って、
作り替えれば使えるのではないかと。
一点モノの削り出しヘミスフィアを
「削りましょう」とか言っていたのに、
まさか自分のホルスタを切ることになるなんて?、、、
「使えないより、マシだよね(笑)」
市郎さんが、
良く切れそうな丈夫なカッターを
貸してくれました。

切り貼りしながらなんとか使えるようにしました。
それなりにドロウできるようになりましたが、
じゃあ「速く抜ける」ようになったかというと、
イマイチ実感がありません。
今まで使っていた
ブレードテックというメーカーのホルスターが、
いかに良くできていたのかと、
あらためて感心してしまいました。

市郎さんに話したところ、
ブレードテックには日本人のデザイナーがいるのだとか?
きっとシューターさんなのでしょうね。
ダブルアルファといえば、アルミニウムでできた
超かっこいいレースホルスターのイメージでしたが、
今回のそれは、
シューティングをやっていない人が作ったのが見てとれるような、
非常に中途半端なものでした。
このホスルター、
グロック用だけではなく、
1911用も買っちゃったんだよなぁ。
カイデックスというプラスティック素材は、
熱で簡単に成形できるのが特徴です。
冷えるとカチカチになって、とっても丈夫。
使わないまま朽ちさせるよりも、
上手くいかなくても良いから手を加えた方が、
自分の経験になりますもんね。




勉強になりました!

2件のコメント

  1. はじめまして。毎回ブログを楽しみしています。
    GLOCKでのシューティングと言えば。Tori Nonaka.
    Tori Nonaka. と言えば GHOST. 彼女と同じモノにしてみるとか?
    SAFARI LAND. R.C.S.なども?

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