カートチェッカー

リロードした弾(カートリッジ)を試合などで使う時には、


カートチェッカーを使って一個ずつチェックします。
ケース(薬莢)がきちんとリサイズされて
(元の正しい太さになって)いるかどうかを、
このカートチェッカーを通すことで
確認できます(カートリッジ全体の長さも確認できます)。
ケースが微妙に太かったりすると、

写真のように、
途中で引っかかってしまいます。
薬室がきつめのタイトチェンバーの銃だと、
カートリッジがチェンバーに収まりきらずに、
スライドが閉鎖不良(ジャム)を起こしてしまうことがあります。
0.01秒を競うスピードシューティングはもちろん、
時間制限があるスポーツシューティングでは、
このような原因によるジャムは確実に回避したいもの。
カートチェッカーに
一個一個カートリッジを通すことで、
未然に防げる失敗の要因を
ひとつでも消していけるというわけですね。

試合で撃つ弾をひとつひとつこんなふうに確認していく作業というのは、
一見めんどうくさそうですが、これがやってみると意外と良いものです。
実際の試合で、
自分の手の中にある銃からこの弾が発射され、
ターゲットにヒットするイメージをしながら、
一個一個の弾に気持ちを込めていきます。
そんな余裕のある時間が
過ごせるということそのものが、
なんともぜいたくな気持ちにさせてくれます。

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